畑田 哲大クラス
WSテーマ
『 〝本読み”を”リアル”へ化かす 』
はい、タイトルの通りです。
本読みを「ただセリフを読む」場とするのではなく「限りなくリアルに近いやりとり」を生む場にするような稽古をやってみます。セリフへの向き合い方・その考え方を少し変えてみることで「セリフの存在を一切感じさせない生きたやりとり」は実は生み出せます。
この講座では、俳優の自由(即興劇のような状態)と決め事(セリフや段取りなど)をギリギリどちらも成立させることを主眼において、ただひたすら本読みに取り組みます。その中で、僕が普段(主に会話劇の)演出をする際に、心掛けている事、役者さんへ要求する内容・技をお伝えします。そして、トライ&エラーをただ繰り返していくのではなく、「実践」→「実践を経ての追求」→「追求からの考察」→「追求・考察を経て実践」という過程を、僕と一緒に根気強く繰り返していきます。
1回のみ受講の方には、「この一言を本気で言ってしまう状態」を起こす実感だけでも掴んでもらえれば、そして通しで受講される方には、テキストが「本気で喋ってしまった内容を文字起こしした結果」になるレベルまで到達できれば、と考えています。とにかく目指すは「限りなく嘘のない会話劇」。
はっきり言いますが、明るく楽しく和気藹々とした講座ではなく、きっと地味なものになると思います!
吉本新喜劇やショーが好きで芝居に目覚めた僕には、全く似つかわしくない大真面目な内容ですが、たまにはストイックに、ね、、、どうか、よろしくお願い致します。