畑田哲大(東京ジャンクZ)

畑田 哲大クラス

 

WSテーマ

『 〝本読み”を”リアル”へ化かす 』

 

はい、タイトルの通りです。

本読みを「ただセリフを読む」場とするのではなく「限りなくリアルに近いやりとり」を生む場にするような稽古をやってみます。セリフへの向き合い方・その考え方を少し変えてみることで「セリフの存在を一切感じさせない生きたやりとり」は実は生み出せます。

この講座では、俳優の自由(即興劇のような状態)と決め事(セリフや段取りなど)をギリギリどちらも成立させることを主眼において、ただひたすら本読みに取り組みます。その中で、僕が普段(主に会話劇の)演出をする際に、心掛けている事、役者さんへ要求する内容・技をお伝えします。そして、トライ&エラーをただ繰り返していくのではなく、「実践」→「実践を経ての追求」→「追求からの考察」→「追求・考察を経て実践」という過程を、僕と一緒に根気強く繰り返していきます。

1回のみ受講の方には、「この一言を本気で言ってしまう状態」を起こす実感だけでも掴んでもらえれば、そして通しで受講される方には、テキストが「本気で喋ってしまった内容を文字起こしした結果」になるレベルまで到達できれば、と考えています。とにかく目指すは「限りなく嘘のない会話劇」。

はっきり言いますが、明るく楽しく和気藹々とした講座ではなく、きっと地味なものになると思います!

吉本新喜劇やショーが好きで芝居に目覚めた僕には、全く似つかわしくない大真面目な内容ですが、たまにはストイックに、ね、、、どうか、よろしくお願い致します。

ーProfileー

畑田哲大(はただあきひろ)東京ジャンクZ

 

1991年11月5日生まれ。千葉県出身。東京ジャンクZ代表。

 

吉本新喜劇やテーマパークのショーが好きで、紆余曲折経て演劇の世界に飛び込む。

2013年に当時所属していた早稲田大学演劇研究会を母体に劇団を旗揚げ。以降、全作品で脚本・構成・演出を担当している。

 

また、外部劇団公演・商業舞台において演出助手としても活動。

劇団本公演では、体感型の舞台を目指し、人間のミニマムな物語を派手な仕掛けや展開と緻密な心理描写を同居させて、胸アツに魅せる作風が多い。

 

他にも、健康ランドでのライブショー公演、オリジナル新喜劇公演等も行なっている。

劇団外での演出作品に、山口ちはるプロデュース『健康への第一歩』(脚本:深谷晃成)。